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続かない日の落ち込み

習慣 続かない 落ち込む

落ち込む夜に、材料を増やさない。

正直に言うと、私は習慣が続かなくて落ち込んだことが、あまりありません。三日坊主に慣れすぎて、落ち込む前に忘れる。代わりに、レジの列で張り合ったり、黄色信号で人にだけ腹を立てたり、自分の徳のない行動に嫌気がさすことならよくあります。名前は違っても、「自分に嫌気がさした夜」の後味は近いんじゃないかと思って、これを書いています。かぞえ徳は、その夜の材料を増やさないために、できた日だけを +1 で残します。できなかった日は、何も引きません。

落ち込むのは、ゼロが見えるから

続かなかった夜の落ち込みには、だいたい画面が関わっていると私は思っています。連続記録が 0 に戻る。今週の達成率が下がる。やらなかった日に印がつく。自分でも「またやらなかったな」とうっすら分かっているところへ、アプリが数字で追い打ちをかけてくる。真面目な人ほど、その数字をまともに受け取って沈むのだと思います。落ち込めるのは、ちゃんとやるつもりだった人です。私は忘れるので、沈むところまで行けません。

嫌気がさした夜に、決意しない

私にも、自分に嫌気がさす夜はあります。徳のない行動をした日です。そういう夜は「明日から良い人になる」と、やんわり決意しがちです。決意した回数なら、誰にも負けない気がする。回数だけは。そして翌日、レジの列でまた張り合っている。夜の決意が大きいほど、翌日の自分との落差はきつくなる。だから最近は、決意をやめました。代わりに、今日できていたことがなかったか探して、あればひとつ残す。なければ寝る。それだけにしています。

記録から、引き算をなくす

かぞえ徳には、連続記録も達成率もありません。できた時にタップして +1。できなかった日は、何も起きない。0 に戻る演出も、下がるグラフもない。落ち込む材料を、記録の側が作らないようにしました。私の嫌気は今もなくなっていませんが、「流せた」をひとつ残せた日は、後味が少し違います。積んだ分は消えません。

今日、ひとつだけ

落ち込んでいる日は、ハードルを下げていい日だと私は思っています。「布団から出た」でもいい。ひとつ残して、今日は終わりにする。

かぞえ徳を開く

書いた人

琴見由弘。かぞえ徳を作りました。立派な人間ではないけれど、娘に見せられる背中でいたくて、「勝つ」より「流す」を数える練習をしています。

X(@kotomiyoshihiro)