読みもの

徳を積むとは

徳を積むとは

「徳を積む」って、たぶんもっと地味なことです。

「徳を積む」と聞くと、お寺とか修行とか、なんだか立派な響きがしますよね。でも私が思うに、正体はかなり地味です。席を譲る、ありがとうを言う、使った場所をちょっと整える。その程度の、後味のいい小さな行動の積み重ね。かぞえ徳は、それをできた時だけ +1 で残すアプリです。

見返りより、後味のために

正直に言うと、「徳を積めばいいことが返ってくる」みたいな話は、私はあまりピンときません。返ってくるかどうかは運な気もするので。私が数えているのは、もっと単純な「やったあと、自分の後味がいいかどうか」です。偉さを点数で測るためじゃなく、できたことを自分の手元にひとつ置いておくため。

だから記録するのは、できた時だけ。できなかった日は引きません。失敗を集めても、たぶん私が落ち込むだけなので。

私が数えているもの

あいさつ、ありがとう、席を譲る、通路をあける、話を最後まで聞く。どれも小さいけれど、その場をちょっとだけマシにする行動です。「自分にとってはこれが徳だな」と思うものは、自作徳として勝手に足せます。私の場合は、つい張り合いたくなる場面で「勝ちにいかずに流せた」を一徳にしています。

誰にも送りません

かぞえ徳はアカウント不要のPWAで、徳の記録も自作徳も外部サーバーには送りません。共有カードも、押した時にその端末の中だけで画像を作るだけ。自分の積み上がりを、自分だけがこっそり眺めています。

今日、ひとつ

私は、後味のよかったことがあった日は、ひとつだけ残すようにしています。

かぞえ徳を開く

書いた人

琴見由弘。かぞえ徳を作りました。立派な人間ではないけれど、娘に見せられる背中でいたくて、「勝つ」より「流す」を数える練習をしています。

X(@kotomiyoshihiro)